毎回違う盤を組む・・・そして、

設計・板金塗装・段取り・入線の各タイミングがすべての盤で異なる。 たとえ同形の盤であったとしても、前回と同じ作業方法で良いとは言えない。その作業を流れ作業化し、標準化するのがMDK生産方式です。
MDK生産方式とは?

MDK生産方式は制御盤、配電盤の製造を行う弊社で、実際に15年以上の実績を積んできた生産方式です。電気図面を見なくても配線作業ができる画期的な生産方式で、熟練技術者はデータを作るだけです。配線完了までの工程は流れ作業となり、作業の標準化や確実な工程管理も可能で、電線加工・配線作業は専門的な知識がなくても行えるようになります。

設計から製作指示段階でのスピードアップ、担当者の圧着や配線作業におけるバラつきがなくなり、組立製作の思考の軽減、工程管理の精度向上、一貫した高品質の確保を図ることを目的に開発したシステムです。このシステムの導入で、コスト削減・短納期対応・品質向上・大量生産が可能になります。

 ・現場作業の単純化
 ・現場作業の分業化
 ・未経験者の短期育成
 ・オーダーメイド品の標準化作業
 ・品質管理のスピード化

社内の効率化のための改善活動が独自のシステムを開発させました。実際に盤製造に携わってきたからこそのご提案です。運用に合わせたカスタマイズ提案を致します。 そして、立上げ、製造方法に関するコンサルタントも併せて行います。
1面の盤の各工程において、多人数、少人数、複数の作業者でも作業を分割して行えることが必要。(短納期のときは多人数で作業を行いたい。そして、できるだけ作業を前倒ししたい。また逆に、納期から逆算しての配置人員も可能。)
前の工程で行ったことが、後工程に情報として伝わる事が必要。(例えば:現在、結線状況が検査に伝わっていないため、動作チェックの時には結線状況の確認から行っている。 しかし、入線状況が伝われば検査での結線状況の確認は必要ない。)
同じベース、同じ生産方法を用いれば、社外との関係も社内同様に円滑に流れる。
1.熟練技術者はデータ作成者のみ。他の工程は特別な知識・技術は必要ありません。
新入社員でも、臨時のパート・アルバイトでも、すぐに入線作業ができるようになります。
2.各工程が「数」で管理できるようになります。
「数(=ハーネス本数)」に対する「時間」の誤差はほとんどなく、データ作成にて「数」が割り出された時点で後の工程の時間はおのずと見えてきます。
3.品質が格段に向上します。
データ作成工程ですべての接続チェックを行います。空き端子への接続、1端子への3電線接続などのエラーもすべてチェックできます。また、マークチューブの「読上式」、「集合式」などの方向性にも対応しています。そして、電線カット工程・マークチューブ入れ工程・圧着端子取り付け工程・配線工程のすべてで作業に組み込まれた「チェック体制」が整っています。 これにより、最終検査はバック図(裏面接続図)との照らし合わせだけで完了します。
4.工程改善による作業効率アップの可能性が広がります。
工程が細分化され専門化されることにより、改善の可能性が広がります。しかも、物的再発防止対策が取れる改善を行うことが容易になります。
実際の現場で育ったMDK生産方式だからここまで出来るんです!

データを用いながらもデータ至上主義ではなく現物運用主義。手に取ったその「現物」がデータです。 だからこそ実現した能率向上と高い品質。 MDK生産方式は15年以上にわたって当社で育て上げられ、実際に効果を上げてきた生産方式です。 この実績を引っさげ、日本の盤業界発展のためいよいよ社外公開する事となりました。
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